エンプティ・ネスト:ここに辿り着くことが目標だったのでは?
子供たちが小さい頃、親たちは子供に靴の紐の結び方、サンドイッチの作り方などを教え、だんだんと子供が成長するにつれ、車の運転と、洗濯の仕方などを教えます。親は子供たちが自立して前向きに成長することを望み、時間をかけて多くのことを教えます。子供が自立して家をでることが目標であっても、子どもたちが子どもたちの世界に飛び立ってしまうとき、親は矛盾した思いに悩む傾向があります。
今まで子どもたちを車で何処かに連れて行ったり、学校の行事に参加したり、お泊りパーティーの用意をしたりと忙しかった時間が急に無くなり、その時間を埋めるために何か新しいことを捜している自分にふと気づきました。そして何にか自分はもう無用になったように感じます。両親は、今まで持っていた権威を失ったように感じるので、その感情と闘うかも知れません。今までの夫婦の会話は子どもに焦点を置いていたので、子どもが出た後、夫婦の会話が少なくなります。しかし私たちはこの時に向って子どもたちを育てて来たはずです。
エンプティ・ネスト:どうやってこの空間を埋たら良いか?
両親が結婚している場合、この時期にお互いに焦点を置き合うことができます。一度はお互に注ぎ合っていた親密関係が、再び驚くように新にされる可能性があります。あなたが独身の親であるなら、ひょっとして、状況の変化と対応する期間が必要かも知れません。何かを失ってしまった感情があったとしても“空になった巣”から多くの教訓をが得られます。
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夫婦で夜、デートに行く、または、友達と過ごす時間を増やす。
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交換留学生を招く。若い方たちが新しい体験へ挑戦していくのを助けることはとても充実感と喜びがあります。
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あなたの教会の若者グループを助ける、または、地域のボランティア活動に参加する。若者たちは、活気に満ち溢れ、活動力があり、自分たちに興味をしめす大人と分かち合いを望む素晴らしい人々です。
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この時期は、今まで以上にあなたの教会活動に参加する良い機会です。多くの教会には、あなたのようなエンプティ・ネストになった人々が一緒に集まって外出したり、共通な趣味を楽しむグループ活動があります。
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旅行をしたり、遠ざかっていた趣味を再開しましょう。
エンプティ・ネスト:ある人の話
ある女性は、こう言っています。“末っ子が自立して家を出たとき、強い打撃を受けました。私は大人になってからの人生のほとんどを親として過ごしたので、子供が自立した後、何をしたら良いか分からなくなりました。子どもたちの声が空気を満たし、出たり入ったりする活動力が恋しかったのです。最初の年に私はヨーロッパから交換留学生のホストファミリーとなることに承諾しました。留学生である彼女の存在は過渡期にある私の助けにはなりました、しかし未だに埋めることのできない空間があることに気づいたのです。しかし私の満たされない目的を神に求めることで、もっと充実し“私の人生にあなたは今なにを望んでいるのでしょうか?”と聞いた時、実に神はそれを私に見せてくれたのです!
“私の人生ではじめて、今までいつか行ってみたかった伝道旅行に行くことができたのです。これは、人生で自分の家庭以外に最も素晴らしく祝福された経験でした。私の必要を満たしただけでなく、他の人々を祝福する必要を知り、出会った人々から、却ってもっと祝福を受けたのです。彼らの持っているものは少なく、それに比べて私はどんなに沢山与えられているかを認識しました。もう落ち込んだり寂しがっている時ではありません。
私たちが神を信頼するとき、神は私たちに素晴らしい価値観を与えて下さいます。イザヤ書46:4“あなたがたが年をとっても、私は同じようにする。あなたがたがしらがになっても、わたしは背負う。わたしはそうしてきたのだ。なお、わたしは運ぼう。わたしは背負って、救い出そう。”主はここにいて、私たちが人生を楽しみ、平安を得て、次の人生の段階に完全な調和を見つけ出すように助けてくださいます。
孤独感から開放される方法を学びましょう!