後期中絶 − 状況
私は後期中絶を考えています。その決心をする前に私が理解しておくべきことは何でしょうか?私の状況はとても複雑で、どうするべきか悩んでいます。
まず第一にあなたが考慮しなければならないことは、あなたのお腹の中には生命が存在しているということです。この妊娠はあなたにとって望ましくないものであるのかも知れません。または、お腹の胎児に異常がり、赤ちゃんは致命的な病気を持っているなどの診断を受けたのかもしれません。しかし、私はここであなたに、この胎児を命を与えられた1人の人間として対応していくようお願いします。
後期中絶 − 中絶手段
後期中絶と部分出産中絶には一般的に3つの手段があります。一つ目は、最も頻繁に使われる手段である子宮内容除去手術です。この手段は、始めに子宮口を開大した後、鉗子を挿入して胎児を取り出します。胎児は細かく切って分解し、その赤ちゃんの体部を一つ一つ取り出していきます。そして最後に胎児の細胞組織が母親の子宮に残らないよう、真空吸引をします。
二つ目は早期陣痛誘発とよばれる中絶手段です。これは女性に極度の痛みを伴うため、中絶の手段としてはほとんど使われていません。
三つ目の中絶手段はIntact D&Xとよばれる手術です。この手段では、海藻の液体を吸収すると膨らむといった特徴を利用し、数本の海藻で子宮口を2−3日にかけて広げていきます。この過程が終わった時点で、医者は鉗子を使って赤ちゃんの足をつかみ逆子の位置へと動かします。そして赤ちゃんを産道から引っ張り、頭だけを産道に残します。その産道に残された赤ちゃんの頭蓋骨に切り込みを入れ、そこから脳を取り出して頭蓋骨を壊します。その後に赤ちゃんの体全てを取り出します。
後期中絶 − 体験談
私の名前はキャリーです。私は4ヶ月も早く産まれ、約482グラムの未熟児でした。赤ちゃんの時には数ヶ月間も入院し、生後わずか9日で心臓手術も受けました。今私は22歳ですが、現在健康には何の問題もなく生活しています。私は生き残りました!私の生まれたときと同じくらいの大きさの多くの赤ちゃんが中絶されています。実際、中絶されている赤ちゃんの多くは、私が産まれた時の大きさ以上です。このことは私の心を非常に悲しませます。
今のところ、あなたはお腹の赤ちゃんに対して実感がないかも知れません。しかし私自身が、どんな未熟児でさえも健康な大人に成長する可能性があるという生きた証拠です。私の両親が出産前後に絶え間なく世話をして私の成長を助けてくれたことに心から感謝しています。そして私の生まれる前からと、その後の人生を通して祈り、サポートをして下さった全ての方々にも感謝しています。
あなたは気がついていないかも知れませんが、この苦しみのときにも、あなたとあなたの赤ちゃんを愛し思いやってくれる人々がいます。そう思えないときもあるでしょう、しかしあなたを愛し、痛みと後悔の人生を歩んで欲しくないと願っている人々がいます。どんな過去を通って来たとしても、現在大きな決断をしなければならない立場であっても、あなたを助け、あなたの赤ちゃんに生きるチャンスを与えてあげたいと願っている人々がいるのです
私は私の命と神との愛の関係を感謝しています。私にとって、“愛する”とは裁いたり非難したりすることではありません。あなたの過去がどうであろうと、神の愛と御子イエス様を通してあなたは赦しと平安を得ることができるのです。平安と助けで現在の苦しみを通り抜け、過去は過去に任せることで、過去に束縛されないようにしましょう。
ローマ5:8-9に書かれているように、御子の死によって、私たちを罪と過去の束縛から解放するために、神は御子をこの世に送ってくださいました。赦しがあります、私たちはただそれを求めればよいのです。神の愛を通して私たちには希望と未来があり、それはあなたとあなたの赤ちゃんのためでもあります。
後期中絶−ヘルプとサポートを求めましょう
後期中絶をするかしないか迷っているならば、私はあなた方にヘルプとサポートを求めることを勧めます。あなたの助けとなる幾つかの団体を紹介しましょう。
もしかしたら、あなたは異常や病気をもって生まれてくる子供を育てる自信がないのかも知れません。しかし、そのようなあなたの子供を養子として受け入れ、愛と思いやりのある家庭で育てられるようにお手伝いする団体があるということを忘れないで下さい。
あなたの胎児は出産時に死亡してしまうのかも知れません。それはどんなに辛く、悲痛なことでしょう。もしあなたの赤ちゃんがあなたの腕の中で死ぬことになったとしても、そこであなたの赤ちゃんと対面する機会を持つことができるのです。そしてあなたの赤ちゃんの尊厳の死をみとどけることができます。ここである女性の体験談を読むことをお勧めします。
何よりも、あなたを慰めてあげたいと待っている、神に叫び求めましょう。
神に叫び求める...